食事量を減らすだけのダイエット法は避けたほうがいいですが、
毎日、口にする摂取カロリー量をしっかりと管理していかなければなりません。
いくら効果的な筋力トレーニングやエクササイズをしたり、
毎日、ウォーキングやジョギングを何時間もして消費エネルギー量を高めても、
それ以上のエネルギー量を摂取して過食状態の食事をしていては
絶対に痩せることはできません。
実際に、毎日、ウォーキングやジョギングを頑張ってたり、スポーツジムに通って、
エアロビックスやダンス教室に参加していても、見た目のスタイルも変わらず、
痩せることができないという人が少なからずいらっしゃいます。
このような人たちは、消費エネルギー量も多いのですが、
それと同じくらいのエネルギー量を食事から摂ってしまって、
１日の総消費エネルギー量が、総摂取エネルギー量を
上回る状態を維持できていないということになります。
「あんなに一生懸命、運動しているのに・・・」と思うでしょうが、
そこが食事管理の難しいところで、ダイエット成功の重要なポイントになります。
このような失敗をしないためには、
まずは、自分が口にした食事内容のカロリーがどのくいらいあるかを知ることです。
ただ栄養が豊富だからとか、なんとなく低カロリーだから安心といった
あいまいな意識で、食事を摂っていては、過食状態に陥るのは当たり前です。
特に、運動した後は、どうしても食欲が増してしまいます。
その理由は、運動で消費されるエネルギーは、最初に体内の糖質が使われますが、
人の体は、糖質の蓄えが少なくなると早くそれを補おうとしてしまうからです。
すると、ご飯、ラーメンなどの面類、菓子パンなどの糖質がたっぷりと含まれる
炭水化物が欲しくなって、つい、口にしてしまいます。
さらに、一生懸命に運動して頑張ると、どうしても自分へのご褒美として、
何か甘い物をあげたくなります。
しかし、そこが失敗の落とし穴となります。
体重５０キログラムくらいの一般的な女性が、
約１時間ほどの軽いジョギングをしても、
約４００キロカロリーにも満たない程度の消費です。
ですが、菓子パン一つやスナック菓子一袋食べると、
４００キロカロリーを超えてしまうものが多く、
もし、それらを食べてしまうと、１時間の努力が水の泡として消えることになります。
それどころか、運動以上にカロリーを摂取してしまう恐れもあります。
ダイエットを成功させるには、食事制限するのではなく、
口にした食事内容のカロリー数を把握し、しっかりと食事管理することです。
